「エフェクトデザイナーになるには?」
「独学は無理?オンラインスクールは?」

この記事ではエフェクトデザイナーになるためのこうした疑問にお答えします。
成長を続けるゲーム市場を中心に、3DCGの需要はうなぎのぼり。
それに対して人材が足りない!
―――ということで業界では優秀なエフェクトデザイナーを喉から手が出るほど求めています。

ですが実は、いくら人手不足といっても就職を果たすのは簡単ではありません。
今回はその厳しさにも触れながら、エフェクトデザイナーになるための道について解説していきます。
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エフェクトデザイナーとは
まずはエフェクトデザイナーとは何かについて簡単にご説明します。

知っている方はサクッとスキップして下さい!
ゲームのキャラクターそのものというよりも、キャラクターの動きをより魅力的にするような「視覚的効果」を作るのが仕事です。
エフェクトデザイナーやゲームエフェクトについては、こちらの記事で動画付きで解説しています。
エフェクトデザイナーは需要の割に少なくて不足してるって本当?その理由とは
エフェクトデザイナーと並び称されることの多いVFXデザイナーについても触れていますので、宜しければ参考にしてみて下さい。
エフェクトデザイナーになるには
大前提として、エフェクトデザイナーになるために必須となるような資格や免許、学歴といったものはありません。

つまり実力次第で誰でもエフェクトデザイナーを目指せるということ。
ではその実力をどのようにつけていくのか、以下に一般的なルートをご紹介します。
*エフェクトデザイナーになるためのルート*
ルートは大まかに分けて「専門学校」あるいは「大学」のどちらかで学ぶパターンが多いです。
この2パターンに分けて、メリット・デメリットなどを詳しく解説していきます。
「独学で学ぶパターンは?」
独学でエフェクトデザイナーを目指すというのはあまり一般的ではないため、上図では割愛しています。
とはいえ、もちろん可能性はゼロと言い切れるものでもありませんので、独学ルートについては後ほど解説します。
未経験でゲーム業界に勤めたいならエフェクトデザイナーはアリ 年収や待遇は?
専門学校から就職するルート
1つ目は「専門学校から就職するルート」です。
これは一番オーソドックスな方法と言えるかもしれません。
*専門学校ルートのメリット*
- プロの現役クリエイターから学べる
- 講師の人脈を生かせる
- 専門学校と業界とのつながりを生かせる
*専門学校ルートのデメリット*
- CG以外への転職が難しくなる
専門学校ならCGを集中的に学べますし、業界とのつながりを得やすいため非常にメリットは大きいです。

一般の大学に行った後で、CGに興味が出て専門学校で学び直す、というパターンも多いようです。
エフェクトデザイナーを目指せる専門学校の例
エフェクトデザイナーを目指せる専門学校をここで紹介していきます。
日本工学院
ゲームクリエイター科4年制に「ゲームCGデザイナーコース」あり。
「Maya」や「ZBrush」「Houdini」など3DCGに欠かせない最新ソフトを学べます。
日本工学院の評判 ゲームクリエイター科の学費・偏差値・就職先は?
HAL東京
CMでも有名な専門学校、HAL。
HALのCGコースは4年制、2年制、夜間があり、自分のライフスタイルにあったコースが選択可能。
授業がない時間帯はコンピュータールームで演習ができます。
HAL東京の評判は?厳しい? 卒業生はゲームの仕事に就けるのかチェック!
神戸電子専門学校
3DCGアニメーション学科ならエフェクトデザイナーを目指せます。
お財布に嬉しい2年制と、さらに1年延長して学べるコースを選択可能。

それから下記は専門学校としての認可校ではありませんが、より実践的な学びを提供している優良スクールとして定評があります。
アミューズメントメディア総合学院
「ゲーム・アニメ3DCG学科」(2年制)ではゲームとアニメに特化した3DCGを集中学習。
“現場実践主義”を掲げており、プロの制作現場で学ぶ貴重な機会を得られます。
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大学から就職するルート
2つ目は「大学から就職するルート」です。
大学の場合はさらに次の2つに分かれます。
- 情報デザイン系学科
- それ以外の一般の大学や短大など
早めに将来の夢としてCGを目指すことが決まっていれば、情報・デザイン・メディア系などCGを学べる学科を選択できますよね。
それならダイレクトに新卒からエフェクトデザイナーを目指すことが可能です。
一方、CGを学べない一般の大学ならWスクールなどでCGを別途学ぶことになります。

オンラインスクールや夜間講座ならWスクールが可能です。
*大学ルートのメリット*
- キャリアチェンジしやすい
- 幅広い学びが得られる
*大学ルートのデメリット*
- CG以外の勉強が多い
- 一般の大学なら別で学ぶ必要がある
いずれにしろ、大学ではCGだけ集中というよりもっと広い範囲を包括的に学ぶ傾向があります。

そのため「自習」の重要度が一層増してきます。
自分でモチベーションをキープしながら、自習を通じてしっかりCGスキルを磨いていく。
こうした姿勢がとても大切になってきます。
大学に通いながら学べるCGスクールの例
大学に通いながら学べる時間帯といえば夜間、そして週末。
大変さはありますが、時間を有効活用して一気に学べる魅力があります。
ヒューマンアカデミー夜間・週末講座
大学生のほかフリーター・社会人向けに、学びやすさに配慮した夜間・週末講座。
「3DCGデザイナー養成講座」のほか「ZBrush講座」「エフェクトデザイン講座」などがあり、好みで組み合わせて受講できます。
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ヒューマンアカデミーのゲームカレッジの口コミ・評判 未経験でもゲーム会社に就職できる?
結局、専門学校と大学とどっちがいい?
ここまで大きく専門学校ルートと大学ルートに分けてご紹介してきましたが、結局どちらが良いのでしょうか。
これは一人一人の事情によっても異なりますし、学校・大学にも色々あるため断定しづらいので、次のようにお答えしておきます。

現在高校生で、これから大学と専門学校を選べる位置にいるなら「大学」をおすすめします。
実際に新卒採用のデザイナー求人をいくつか調べたところ、専門卒でも大卒でも採用自体は行われています。
ですが「大卒の方を積極的に採用する」と記載している求人が意外に多いのです。

一方、既に社会人で、新たに学び直したいという方は「専門学校」がCGを効率的に学べるためおすすめ。
ちなみに中途採用になると「学歴不問」と記載している求人が多くなります。
学歴による期待値ではなく「スキル」の重要性が高くなってくるということですね。
ゲームを仕事にするならゲームスクールに入るべき?それとも大学?
社会人からエフェクトデザイナーを目指すには
前項で社会人からの学び直しに少し触れましたが、社会人でゼロからエフェクトデザイナーを目指すには、次のような方法があります。
専門学校ではしっかり時間をかけてCGを学べるのがメリット。
ですが基本的には全日制となるため、時間に融通が効くアルバイトをするなどして学費を工面しなければなりません。
一方、社会人やWスクール向けの学校なら夜間に開講していたり、オンライン対応していたりと学びやすい環境が整っているのが特徴。

これなら今の仕事を辞めなくてOKですね!
働きながら学べるCGスクール・専門学校の例
ヒューマンアカデミー夜間・週末講座
大学生のほかフリーター・社会人向けに、学びやすさに配慮した夜間・週末講座。
「3DCGデザイナー養成講座」のほか「ZBrush講座」「エフェクトデザイン講座」などがあり、好みで組み合わせて受講できます。
進路決定率は95.6%
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ヒューマンアカデミーのゲームカレッジの口コミ・評判 未経験でもゲーム会社に就職できる?
HAL東京 CG映像学科 夜間部/2年制
社会人でも勉強しやすい時間帯に授業があるHAL夜間部。
CG映像コースはモーショングラフィック、Maya、キャラクターアニメーションや
エフェクトを学べます。
受講日以外でも実習可能です。
HAL東京の評判は?厳しい? 卒業生はゲームの仕事に就けるのかチェック!
TECH STADIUM(テックスタジアム)
映像系の大手人材会社クリーク・アンド・リバー社系列のゲーム制作特化型オンラインスクール。
「VFXコース」では、ゲームのエフェクトの作成技術を集中的に学ぶことができます。
Unityコースですが当サイトでテックスタジアムの評判をまとめています。
テックスタジアムってどんな感じなのかな?と考えるかたはコチラの記事もチェックしてみてください。
テックスタジアム Unityコースの評判・料金・カリキュラム・転職サポートまとめ
独学でエフェクトデザイナーになるのは無理なのか?
ゼロから独学でエフェクトデザイナーを目指すというのは、可能性としてゼロではありません。

ですがかなりの難関であることは確かです。
社会人向けクリエイティブスクール「デジタルハリウッド」の公式サイトでは、3DCGデザイナーの独学について次のように記載しています。
3DCGデザイナーの仕事はかなり専門性が高い領域。独学で学ぶハードルはかなり高いです。
3DCGを制作するための専門ツールを買う必要があったり、プロのアドバイスなしに自分で時間を作って勉強していくのは、なかなか難しいです。
(引用:デジハリONLINE/くりたま.jp)
まして3DCGの中でもエフェクトとなると、より幅広いスキルが求められます。
そこまで自力で到達するのは至難の業と言っても過言ではありません。

いくら人手不足と言っても、企業が欲しいのは高いスキルを持つ人材なんです。
しかし!!思い立ったらやってみる。
こんなマインドも大切にしたいですよね。
そこで独学で始めたい人は、次のような方法でCGへの一歩を踏み出してみて下さい。
例えば、定番ソフト「Maya」は学生版なら無料。
学生ではなくても30 日間は無償で使える体験版が用意されています。
それから「Blender」は無料ソフト。

市販のテキストも沢山出ているので初心者にはピッタリです。
それからYouTubeでもCGソフトの入門的な動画がいくつかアップされています。
こちらは実際の動きを見ながら学べるので、より分かりやすいかもしれませんね。
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プロのエフェクトデザイナーになるために大切なこと
最後に「プロになるために大切なこと」をお伝えします。
プロになるためには、まず就職。

そのためには採用試験を突破しなければなりませんよね。
ですが冒頭でもお伝えしたとおり、いくら人手不足だからといって就職を果たすのは簡単ではありません。
エフェクトデザイナーはそれだけ高いスキルを要求される職業だからです。
そこで何よりも大切になってくるのが、
ずばり「制作物」です。

これは自分の作品であり、ポートフォリオと呼んだりもします。
制作物は新卒でも中途採用でも、必ずと言っていいほど必要となります。
そこで他者を圧倒する実力を見せつけることが、非常に重要なポイントなのです。
企業側は採用時に「制作物」から色々なことを読み取ります。
- そもそもの「画力」があるか
- CGソフトの使いこなし力
- どれだけ自己研鑽したか
- 発想力はあるか
- 自社が求めるスキルを持っているか
「制作物は学校に通えばできるでしょ?」
はい、専門学校・スクールに通えば最終課題などで作品を形にすることができるでしょう。
ですが何となく学校に通って、言われた通りに作った作品では、企業には認めてもらえません。
ではどうしたらいいのか。
それは、とにかく自習しまくることです。
学校で教えてもらう内容は、あくまで土台。
そこからプロに認めてもらう力をつけるには、自習を積み重ねていくしかありません。

分からないことがあれば講師に積極的に質問しましょう。
ネットでも今は検索すれば色々なことを教えてくれます。
このように、ただ「授業で教えてもらう」受け身ではなく「自分から学びにいく」攻めの姿勢が、プロとして通用するスキルを身につけるためには不可欠なのです。
まとめ
今回は「エフェクトデザイナーになるには」というテーマでお届けしてきました。
改めて要点をまとめておきます。
- 専門学校ならCGを集中的に学べる
- 大学にもCGを学べる学科がある
- 一般の大学生ならWスクールで学ぶ
- 社会人なら専門学校やスクールで学ぶ
- 夜間講座やオンライン講座もある
- 独学は現実、難しい
- 独学でCGソフトを使ってみるのは有効
- いずれの学校でも自習は不可欠!
以上、盛り沢山の内容となりました。
くしくもコロナ禍となってからオンライン化が進み、いつでもどこでも学びやすい世の中になってきましたね。

学校で土台となるスキルを習得したら、後はあなたの頑張り次第!
周囲に負けないスキルを身につければ、きっと企業にも認めてもらえるはずですよ。
エフェクトデザイナーとしてしっかり勉強したい方はプロの指導を頼りましょう。
まずは資料請求する!という行動を越して、エフェクトデザイナーへ第一歩を踏み出しましょう。
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